2018年12月に発売されました、スタビライザー搭載ハンドヘルド小型ジンバルカメラDJI Osmo Pocket(オズモポケット)は、DJI史上最小の3軸スタビライザーを搭載し、高性能でコンパクト。
すぐに取り出せて、いつでもどこでも、撮りたいと思ったものを逃すことなく撮影することができるカメラです。
発売されてから約1年が経過した、2019年11月についに購入したのでレビューをしていこうと思います。
以前から欲しかったOsmo Pocketですが、YouTuberやVlogerなどのレビューを見ていると本当に使いやすそうで手軽に撮影ができるので待ちに待っていました。
DJI Osmo Pocketとは?
ドローン/クワッドコプター 空撮システムのパイオニアで有名なDJIから発売されているスタビライザー搭載ハンドヘルド小型ジンバルカメラです。
手持ちタイプで小型、3軸メカニカルジンバル。
動きをリアルタイムで調整するので、撮影時のブレを大幅に抑えてくれます。
電子式手ブレ補正やスマートフォンなどの光学式手ブレ補正などありますが、ジンバルによる手ブレ補正は比較にならないほど滑らかでブレを抑えます。
1/2.3インチセンサー、80°視野角(FOV)、F2.0の絞りを搭載しているので再現性が高い写真が撮影できます。
しかも、このサイズで100Mbpsの4K/60fpsの動画撮影にも対応。
写真も、1.55μmのピクセルサイズの12MPが撮影できるので、コンデジやスマートフォンカメラ以上の写真が撮れます。
スペック
サイズ | 121.9×36.9×28.6 mm |
重量 | 116 g |
操作可能範囲 | パン: -230°~ +50° |
最大操作速度 | 120°/s |
角度ぶれ範囲 | ±0.02° |
バッテリー容量 | 875 mAh |
センサー | 1/2.3インチ CMOS 有効画素数:12M |
レンズ | FOV:80° F2.0 版換算:26mm |
ISO感度 | 写真:100 ~ 3200 動画:100 ~ 3200 |
電子シャッター速度 | 8秒~1/8000秒 |
最大静止画サイズ | 4000×3000 ピクセル |
動画解像度 | 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30/48/50/60p FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p |
動画 最大ビットレート | 100 Mbps |
対応ファイルフォーマット | FAT32 (≤32 GB) exFAT (≥64 GB) |
写真フォーマット | JPEG/JPEG+DNG |
動画フォーマット | MP4 / MOV (MPEG-4 AVC / H.264) |
対応SDカード | MicroSD最大 容量:256 GB |
オーディオ出力 | 48 kHzAAC |
DJI Osmo Pocket開封
パッケージから取り出すと中には、
- 本体
- ケース
- USBケーブル(Type-C)
- スマートフォン接続端子(ライトニングケーブル、USB Type-C)
- ストラップ
- 各種説明書
これらが入っています。
さっそく、本体を触っていきます。
右のボタンを長押しすると起動されます。
液晶画面はタッチパネルになっており、スワイプするとメニュー画面が表示され、さまざまな設定を変更することができます。
右のボタンを一度押すと、写真と動画を切り替え。
右のボタンを二度押すと、カメラの位置を中央に戻す。
右のボタンを三度押すと、セルフィーとフロントの切り替え。
左のボタンを押すと撮影・録画開始となります。
メニュー画面で、細かい設定ができるのですが、画面が小さくて正直操作がしづらいです。
なので、私はスマートフォンに接続し、専用アプリ「DJI Mimo」を使って細かい設定をすることにしています。
わざわざスマートフォンにつなげるのが面倒という方は、本体のメニュー画面でも設定変更はできますので安心してください。
一部機能は、スマートフォンだけというのもあるので、使いたい場合はスマートフォンに接続をしてください。
スマートフォンとの接続方法
接続の方法は2種類あります。
付属の端子を本体に接続してスマートフォンにさします。
接続して、本体の電源を入れて、アプリ「DJI Mimo」を立ち上げると接続開始されカメラ画面が表示されます。
初めて接続したときは、本体のファームウェアアップデートなどがされるので、撮影前に終わらせておくといいでしょう。
もうひとつが、ワイヤレス接続です。
ワイヤレス接続をするには、別売りの「Osmo Pocket ワイヤレス モジュール」が必要になります。
本体の下にUSB Type-Cポートがあるのでそこに差し込みます。
ワイヤレス モジュールにもUSB Type-Cポートが付いているので、本体の充電をしながら使うこともできます。
専用アプリ「DJI Mimo」でできること
DJI Mimoを使うと様々な操作が可能となります。
私の場合は、本体操作よりもアプリでの操作がしやすいので、アプリの使い方を中心に進めていくことにします。
パノラマ
パノラマモードでは、「3✕3」の写真と「180°」の写真が撮影できます。
3✕3で撮影すると、上下左右広範囲を撮影することができ、広角のような写真が撮影できます。
180°は下写真のように左右180°の範囲を撮影することができます。
広大な景色を撮影したいときなどにおすすめです。
写真
写真を撮影することができます。
写真、動画ともに共通ではありますが、ISO感度、シャッタースピード、露出量をマニュアルで変更することが可能です。
また、フォロー速度(本体を上下左右に動かしたときのカメラの動き)を低速や高速に変更可能。
カメラの動き方も、FPV(本体を上下左右に動かしたときカメラが同じ動きをする)、フォロー(本体を上下左右に動かしたときカメラが追従するような動き)、固定(本体を上下に動かしたときカメラ位置を固定)へと変更可能。
タイマーも、off、3s、5s、7sと切り替え可能。
写真の保存形式は、JPEG、JPEG+RAW。
縦横比は、3:2、4:3、16:9。
ホワイトバランスは、自動、曇り、蛍光灯、晴天、白熱灯、カスタム。
フリッカー防止は、50Hz、60Hz。
美肌効果は、高、中、低、オフ。
グリッド線は、グリッド線と対角線、グリッド線、オフ。
フォーカスモードは、AFC、AFS。
などと細かい設定を変更することができます。
カメラの向きも、ジョイスティック状のアイコンが表示され自由に動かせますし、ボタンひとつでカメラ位置を中央に戻せます。
フロントとセルフィー切り替えも可能で、画面の反転も可能です。
動画
動画撮影ができます。
基本的には写真と同じ機能が搭載され、動画の場合は下記が写真とは異なる機能です。
動画形式は、MP4、MOV。
カラーは、D-Cinelike(色味がシネマティックな色合いになります)、標準。
音量増幅レベルは、高、中、低、自動。
風ノイズ低減のON、OFF。
解像度は、1080P、2.7K、4K。フレームレートは24~60。画質は、1080P、2.7Kのときフレームレートが30以下だとスーパーファインが選択可能、4Kはフレームレート25でスーパーファイン選択可能です。
スローモーション
スローモーション動画が撮影できます。
タイムラプス
タイムラプス動画が撮影できます。
ハイパーラプス
ハイパーラプス動画が撮影できます。
簡単保存
難しい設定なしに、自動できれいな撮影ができます。
スマホにも自動で保存されます。
STORY
様々なパターンで簡単にかっこいい動画撮影ができます。
豊富なアクセサリー
発売されてから約1年経過し、純正アクセサリーが沢山出ています。
私は、スマホで撮影をしたい、高いところから撮影がしたかったので、延長ロッドとワイヤレスモジュールを購入し使っています。
本体単体で撮影がしたいという方は、拡張キットがあると撮影しやすくなるのかなと思いました。
今後、夏に向けて、防水ケース、NDフィルターの購入を検討しています。
個人的には、自撮りもしたいので、純正の広角レンズが出てくれると嬉しいです。
実際に撮影した動画がこちら
使って見たくなった方は是非ご購入ご検討してみてください。
Mashanworld-マシャンワールド-
最新の更新を
プッシュ通知で購読しよう